2022/06/19更新
住まい数年ごとにおこる大きな地震。地震大国と言われる日本だ からこそ住まいの地震対策はちゃんとやっておきたいものです。 住まいの法律である建築基準法は、大きな地震が起きるたびに修 正されてはきましたが、既に建っている住まいは除外されています ので、地震に弱い住まいも多く残っています。 熊本地震2016年(平成28年)4月14日発生。震度7を2回観測 した益城町では、耐震基準がさらに強化された2000年以降に建て られたと見られる住宅の全壊もありました。 さて、最も一般的な地震対策は「耐震工法」といわれる地震の揺れ に耐えるよう強い壁をバランスよく配置する方法です。 “筋交い(すじかい)”といわれる材木を使ったり、“構造用合板”とい われる分厚い合板を使ったりします。法律的にはその強い壁の量 (長さ)が決まっていますので、住宅会社が計算してバランスよく配 置します。 新築の場合は現在の法律で決められた強い壁が配置されますが、 昔の住まいはその強い壁の量が少なかったりバランスが悪かった りしますので、耐震診断をして補強されることをお奨めします。 住まいは幸せに暮らすためにあるはずなのに、地震によって住ま いが倒れたりつぶれたりしてしまうと人命にかかわってきます。 住まいの価値として最初に考えたいのがこの「地震対策」なので はないでしょうか。